いつからか腰が痛くなったけど年齢のせいだからしょうがない・・・

そう思って痛みを放置していませんか?
痛みがあるということが何かしらの異常を知らせる信号を体が発信しているということです。その信号を無視していると、生活に支障が出るほどの痛みや骨格の異常を引き起こす可能性がありますので早めの対策を行いましょう。

腰痛を引き起こす生活習慣

腰痛を引き起こす要因には加齢によるものも含まれますが、普段の生活習慣によってさらに症状が強くなったり進行が早まっている可能性があります。
腰痛を引き起こす生活習慣の中に心当たりがないかチェックしてみましょう。

運動不足

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運動不足は肥満や筋力・柔軟性の低下につながります。体重の増加の負担を増やしてしまいますし、筋力や柔軟性の低下は骨格を正常な位置に固定できずに歪みの原因となります。
また運動不足によって血行が悪化すると冷えやむくみ・老廃物の停滞を招き疲労が蓄積しやすくなる為、筋肉や関節の痛みにつながってしまうのです。

姿勢不良

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立っている時はもちろん、座っている時や寝ている時の姿勢も腰痛の原因になることがあります。
前かがみになると腰にかかる負担は数倍に増えると言われていますので、猫背が腰痛の原因になることは不思議ではありません。
それ以外にも、座っている時にお尻を前方にずらした姿勢や足を組むこと、横向きに寝そべってテレビを観たり本を読む習慣は、骨盤や背骨に悪影響を及ぼし腰痛の原因になることがあります。

お酒・甘い物の摂りすぎ

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腰の近くにある臓器に異常がある場合、それが内臓の痛みではなく腰の痛みとして感じることがあります。
過度な飲酒や糖分の摂りすぎは様々な臓器に炎症や異常を引き起こす原因となります。
また、そのような食生活は肥満の原因にもなり、さらに腰痛発症のリスクを上昇させてしまいます。
特に飲酒後や食後に腰の痛みが強くなるという場合は注意が必要です。


生活習慣の改善

長年の生活習慣を変えることは容易ではありません。しかしその負担は確実に蓄積され、腰痛や体の不調となって表れますので、できる範囲から少しづつでも改善していくことが重要です。


ストレッチとウォーキング

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いざ運動を始めようとしても、すでに腰や膝に痛みがあると実際に運動を行うのは困難に感じる方もいらっしゃることでしょう。しかし運動とはハードな筋力トレーニングだけでなく、ストレッチや軽いウォーキングなども立派な運動です。特にストレッチは今まで運動をしていなかった方にはお勧めです。筋肉をほぐし血流を促進することで痛みが軽減するケースも少なくなく、その後の運動をスムーズに行う為にも効果的です。
※詳しくは「正しいストレッチは腰痛解消の第一歩」をご覧ください。

姿勢の癖を治す

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立っている時には姿勢を意識していても、座っている時やリラックスしている時は意識していないことが多く姿勢が乱れがちです。
まずは自分の姿勢の癖(右足を上にして組む・左側を向いて寝そべることが多いなど)を把握することから始めましょう。すでに骨格や筋肉に左右差が出てしまっている場合には、ストレッチで固まった筋肉をほぐしてから正しく骨格を固定できる筋力を養う必要があります。

適度な食事管理

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飲みすぎ食べ過ぎは腰痛以外にも生活習慣病の原因になりますので、自分の年齢や身体活動レベルに合わせた食生活を送るようにしましょう。しかし極端な食事制限は必要な栄養素までも不足させてしまい筋肉量の低下や体調不良を引き起こす可能性がありますので避けるようにしましょう。

また、暴飲暴食の原因がストレスにある場合には、先にストレスを軽減させる対策が大切になります。ストレスはそれ自体も腰痛の原因になるケースがあり痛みが慢性化する一つの原因にもなりますので、自分なりのストレス発散方法を見つけるようにしましょう。
※「腰痛を解消する為にはストレスも解消する必要がある」を合わせてご覧ください。

自分の習慣が体を作る

年齢により筋肉や骨が衰えることはある程度仕方がないことですが、間違った生活習慣はさらにその衰えを加速させてしまいます。生活習慣が自分の体に及ぼす影響を忘れずに、日々の生活の中で正しい生活習慣を身につけることによって腰痛になりにくい体を作り上げましょう。